2019年度生徒リーダー研修会

地域(地元)を知ろう

~各校がどのように地域(地元)と関われるか~

2019年9月19日(木)、大阪市西淀川区にある大阪ガーデンパレス2階葵の間で、
2019年度向陽台高等学校生徒リーダー研修会が開催されました。
「地域(地元)を知ろう~各校がどのように地域(地元)と関われるか~」をテーマに、
水口女子専門学校、英風女子高等専修学校、デザインテクノロジー専門学校、
専修学校さつき調理・福祉学院、向陽台高等学校の5校から参加した生徒と教員が
大いに討論しあい、交流を深めながら、知識を広げ、スキルを磨きました。


リーダー研修会の様子

 

◆研修会の流れ


1.自己紹介

参加者全員(生徒・先生・学校担当)が1分間で自己紹介。
①名前、学校名、学年
②好きな教科(担当教科)を図で示す
③現在熱中していること。(興味・関心)
④本日のガンバリ指数 「○○%」
以上のテーマにもとづき、お互いを知る取り組みを行いました。
 

2.「リーダー」に必要なことを確認。

次のことをふまえて、研修を進めていきました。
・規律性
・計画力
・伝える力
・実行力
・協働力
・他者への理解

 

3.各校の「地域」のいいところを紹介

各校の所在地(その周辺)の良いところをさがして紹介をする。
事前に考えてきたことに加えて、当日にあらためて気づいたことを発表しあい、
引率の先生とも協力してまとめて発表しました。

師弟で地元のいいところを探す

 

4.生徒同士で互いの学校紹介を行う

<「伝える力」「他者への理解」>
全体ではなく、二人一組で互いの学校の紹介を行う。相互の質疑も行いました。

二人一組で学校紹介
 

5.各校での地域コラボ活動の可能性を策定

地域(地元)の良いところを確認したうえで、各校ができそうな活動を策定し、
実現に向けて考えられる課題点もあげながら模造紙にまとめて、
発表のための資料作成を行いました。
 

6.各校ごとに発表タイム

<「伝える力」「協働力」「計画力」>
各校ごとに計画をした内容を全体に発表しました。
<おもな取組計画>
・最寄り駅の清掃活動
・地域交流のスポーツ大会の開催(地域の活動への参加、学校行事への参加依頼)
・地場産業の企業、組合等とのコラボ。各校での学習内容に照らして協業する。
(例)繊維産業 + ファッション科 = オリジナル浴衣制作
   農作物(食材利用)+ 調理科 = オリジナルスイーツ制作
・文化祭での交流及び参加依頼(出演依頼、出品依頼・小中学生の招待等)
・公共施設を利用した交流活動(お菓子作り、課外活動等々)
<課題>
交通安全の確保、衛生面の管理、費用の捻出、行事場所の確保
高校生の技術力・アイデア能力、ゴミ処理、集客方法 等
 
①水口女子専門学校
・水口駅の掃除
・町内での体育祭
・課外活動で少年センターとの交流
・人権センターとの交流
・「まなび体験」で小学生に小物づくりを教えた
・お茶の入れ方の教室・・滋賀県作業組合との交流
<課題>
・掃除で集めたごみの処理
・人が集まってくれるか
・場所の確保ができるか

小澤亜希さんの発表

②英風女子高等専修学校
・地域の人とのクリーン作戦
・文化祭での手話歌(コーラス)
・文化祭での出し物の依頼をする
・校内のスポーツ大会に参加してもらう
<課題>
・どんな人を集めればいいのだろうか・・小学生、中学生、大人、高齢者
・人集めの方法、どのような出し物を依頼すればよいか

奥野星南さんの発表

③デザインテクノロジー専門学校
地元産業とのコラボ
・遠州織物工業協同組合
 「遠州織物」を使った衣装制作→ゆるキャラ家康くん、井伊直虎ちゃん浴衣を制作する
 → 課題:パターンがない
・地元のフルーツを使ったオリジナルスィーツ
 「地元の遠州百貨店での販売をめざす(みかん、マスクメロン)
 → 課題:費用の問題・・・浜松市に協賛を依頼する
   生徒の技術力の問題 ⇔ 高校生ならではのアイデアがメリット

平岩有弥奈さんの発表

④専修学校さつき調理・福祉学院
・『学園祭』を開催する
・地域の人と一緒に清掃活動を行う
・近隣の施設でボランティア活動を行う
・近隣の飲食店の施設を利用しての「高校生ランチ」の拡大
 → 課題:安全面の対策(人集めに係る交通安全問題)
      飲食物の提供に係る衛生面の管理

今川千尋さんの発表

⑤向陽台高等学校
・<地域への貢献を行う>地域とのかかわりが少ないため
 通信制高校のイメージを変えることを目的とする
・学校周辺地域の美化・清掃活動を行う「月一回のゴミ拾い」
・『文化祭』の開催
 地域の小学生・中学生・近隣の住民を招待・参加依頼をして交流を図る。

古本航平さんの発表
 

≪今後の取組≫

今回計画したことを各校で実現に向けて活動を進める。
・学活・総合の時間を利用する。各クラス単位、学年単位、学校全体への拡大
・生徒会の活動として検討を行う。出来るところから進めていく。
・各校の学科・コースの特性・技術を生かして、学校をPRできるような活動を目指す。
 

リーダー研修会の参加者
 


Author: koyodai-tsushin

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