令和3年4月15日(木)・16日(金)・17日(土)の3日間にわたって
本学の学園生徒会館ホールにおいて、
令和3年度向陽台高等学校の入学式が執り行われました。
今年度は、マスク着用や手指消毒の徹底、人数制限やソーシャルディスタンスの確保など、
新型コロナウイルス感染防止を徹底して、多くの関係者の協力の下、対面で行うことができました。
思えば、昨年度の入学式はWeb入学式として開催することになりましたが、
今年度は実際に会場に生徒と教職員が集まって実施できたことに安堵しております。
式は、開式の辞のあと、国歌放送があり、入学許可、校長式辞と続き、
校歌放送、閉式の辞をもって滞りなく終了しました。
式辞の中で、和泉秀雄校長は、
「これからの学校は、新たな『Society5.0』の社会に応じた教育に取り組まねばなりません。
オンラインとリアリティーのバランスをとったより理解しやすい創造性を育む教育です。
新入生の皆さんも、新たな“今”の場で“今までの自分を超える”、新たな挑戦をして下さい。
学校も生徒も社会も“自らを変えずして成長なし”です。その気概を持つことが必要です」と、
新入生にエールを贈りました。
また、“大我”“中我”“小我”についての言及があり
「社会の役に立つことを自分のことより優先して常に行動する“大我”になるのはとても難しいし、
“自分は自分は”という“小我”で生きねばならないことも多いが、
譲り合うことで自分も人も幸せになれる“中我”をめざしてほしい」との希望が伝えられました。
そして、
「自分だけでなくまわりの人も幸せになる世界を
私は“一センチの譲り合い”と呼んではどうか思います」との提案がありました。
天候にも恵まれた3日間。新入生たちは緊張した表情を見せながらも
胸の中には大きな希望をふくらませて、この日を迎えていたことでしょう。
与えられた場で一歩一歩着実にしっかりと
自分づくりの学びを続ける自分を信じる……
そんな人をめざして成長していってください。