令和3年12月18日(土)に三重県松阪市の向陽台総合学院で
「第2回 地域連携講座IN松阪市 KOYODAIチャレンジ講座~未来へのチャレンジャー~」が
地元中学生とそのご両親の参加、そして松阪市教育委員会の後援をいただいて
13:00から15:00の2時間にわたって開講されました。
第1回のロボット講座に続いて、今回は向陽台高等学校でもスクーリングを担当する
森壹風氏を招いて「日本文化論~日本の伝統文化を学ぶ~」というテーマで
第一部:偉人を通して知る松阪の文化、第二部:詠んで身につける俳句の世界
という二部構成の講座が進められました。
第一部では、松坂城主として商都の基礎を築いた蒲生氏郷、
現在の三井グループの創始者である三井高利、国学の雄である本居宣長、
北海道の名付け親である松浦武四郎を紹介しながら
〇斬新なまちづくり 〇効率的・人情豊かな経済概念
〇伝統文化への探求心 〇進取の気性に富む風土
といった松阪の文化的DNAを確認しました。
さらに松阪にゆかりのある俳聖・松尾芭蕉の紹介と
市内に残る芭蕉の句碑について学びました。
第二部では、松尾芭蕉のエピソードを受けて、俳句づくりを楽しみました。
まず、五七五の定型があり季語が入るのが俳句であるという説明があり
俳句の歴史や詠句の手順、うまく詠むコツなどが伝えられました。
そのあと、実際の俳句づくりに入りました。
みなさん、指折り言葉を数えながら、詠句を楽しまれました。
いくつか作った句の中、自薦の一句を選んでいただきました。
星くずや 忘れていない 流れ星
冬の朝 こたつまるまる ねこ団子
ひとふりで 季節が進む 冬の雨
自薦の句は、色紙に清書してお持ち帰りしていただきました。
講師はもちろん、親子のコミュニケーションも深まった
会話と笑顔が絶えない楽しい講座となりました。
第3回は、令和4年2月19日(土)に
ドローン講座~ドローン飛行を通して、未来の社会を考える~
が開講される予定です。