皆さん、こんにちは。向陽台高校校長の和泉秀雄です。
今春から続いている新型コロナウィルス感染拡大は
私たちの暮らしを一変させています。
その一つがオンラインを活用した日常の暮らしではないでしょうか。
密閉・密集・密接という三密の状態を避けるために行われる
オンラインでのコミュニケーション。
本校でも、さまざまな取り組みをオンラインで実施しています。
オンラインでのコミュニケーションは、
リアリティのある生の体験に比べて、より視覚と聴覚への依存度が高まります。
つまり、五つの感覚、五感のなかの視覚と聴覚を使ったコミュニケーションなのです。
視覚と聴覚がもたらしてくれるものは、主に「知る」ということです。
脳を主体とした認知の術だと思います。
“肌感覚”とか“体温を感じる”とか表現される触れる、味わう、匂う、という
いわゆる身体で“感じる”ものは、五感を総動員させることでより深いものになります。
脳での認知の土台となる身体感覚を理解することですね。
コロナの状況が続いている現在
私たちは、オンラインでのコミュニケーションを
新しい生活様式として受け入れていくことになります。
オンラインは、次のソサイティ5.0の社会では日常のものになっていくでしょう。
そこで、私たちが大切にしていかねばならないことは、
“リアリティとオンラインのバランス”と“五感を感じる”ことだと思います。
そこにイマジネーションが育まれ、ドラマが生まれ、映画に感動する私があるように
今の状況に一筋の光明を照らし出してくれるのではないか。
私はそう思います。
さあ、皆さん、一緒に
五感を意識して、オンラインを活かしウィズコロナの暮らしを生きていきましょう。
向陽台高等学校 校長
和泉 秀雄