学園創立記念日
なぜ、6月8日なのか?
その謎をひも解いてみました。

こんにちはWebマガジン『向陽台通信』編集部です。
先日の6月8日は、「学園の創立記念日」でしたね。
みなさん、どうお過ごしになっていらっしゃいましたか?
新型コロナウイルス感染拡大も少し落ち着きを見せ始めて
リフレッシュのひとときをお過ごしだったでしょうか。

さて、この「学園創立記念日」なのですが
なぜ、6月8日に定められているのでしょうか。
編集部では、「?」が湧き起っていました。
それで、いろいろと調べてみることにしたのです。

いろいろインタビューする中でこんな説が出てきました。
〇6月は、祝日もなく、学校行事も比較的少ないので
 この月に「学園創立記念日」を設定した。

う~ん、生徒思いのやさしい推測だと感じられますが
少し説得力に欠けるような気もしますね。
始まったのは、かなり昔のようなので
実際に“なぜ、6月8日なのか”を
明確に答えることができる人がいない……ということが、
インタビューを通して分かったことです。

ならば、文献をひも解いて調べてみよう!
ということで、何冊かの校史に当たってみることにしました。

すると、興味深い記述を見つけることができたのです。
平成3年10月16日に出版された
『大阪繊維学園創立30周年記念誌―30年の歩み―』の
P21の「30年の歩み」のコーナーに
〇昭和37年度 6月8日 修披式 竣工式 披露式
またP12からP16にわたる
「座談会 本学園はこうして生まれた 創設者が語るあれこれ」に
〇篠岡 そして、(四月※編集部追記)二十日に入学式、
 二十一日から授業となったわけですね。
 安田 そうです。ただ、教室がまだ出来ておりませんでしたから
 食堂を使っていたのですがね。
 村上 六月八日に第一期の工事が終了したんですから。

という記述を発見したのです。

そして、今から20年前の平成14年11月20日発行の
『向陽台高校事始め 勤労青少年教育にかけた青春』の
P162の年表には
〇1981年(昭和56年度)6月8日
 学校法人・大阪繊維学園創立20周年記念式典、体育館竣工式行われる。

との記載を見つけました。

あくまでも推測ですが、
6月8日は、早稲田大阪学園の前身である
大阪繊維学園の校舎が完成して、
関係者に披露された日のようなのです。
きっと、その記念すべき日を「創立記念日」にされたのでしょう。

いろいろ調べてみて、学園の長い歴史を知りました。
これからも60年に近い学園の歴史の重みに
少し共鳴しながら「学園創立記念日」を過ごせたら……
と思いました。
みなさん、いかがですか。

※アイキャッチの写真は、開校当時の学園の様子です。


Author: koyodai-tsushin

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